自信を育てる(スタッフMより)


『褒めて育てる』では[自信]は育たない。という記事をご紹介いたします。
アメリカでは、つい10年ほど前までは、子供や新入社員は『褒めて伸ばすのが一番、そのほうが自信がつく』と言われていたようです。
日本でも、褒めておだててあげないと若者はすぐに辞めてしまうと言われていました。
でも、そのやり方は誤りだと分かり修正されつつあるようです。
ただやみくもに褒められて育った子供や社員は、確かに[自信のようなもの]を身につけます。
しかし、それはスカスカの張りぼての自信であり、ひとだびピンチに陥ると、もろくも自我が崩れ去りパニックに陥ってしまいます。プライドばかり高くしてしまうことは本人のためになりません。
では、どうしたら良いのか・・・??最新の研究では、『自身は、本人による行動と失敗によって作られる』と分かってきたそうです。
先ずは行動する⇒当然失敗する⇒めげずに行動する⇒また失敗をする・・・
このように小さな失敗を繰り返すことで、失敗への抗体ができる⇒その結果、大きなリスクに直面しても「まあ、大したことないだろう」と平然としていられるようになる。
これが[自信]の正体であるとことでした。
見守り育てる方のものは、単に褒めるだけではなく本人が自ら行動(し失敗)するように『仕向ける』よう、「きみならできる」や「いいからやってみなさい」など、背中を押してあげることが大切であるとのことでした。
この記事を読んで思い浮かんだのは、先日の女子ワールドカップの決勝戦でした。
前半の16分に4失点という最悪の状況・・・こちらとしてはとても観ていられない状況でした。
いったい、プレーヤの彼女たちは今どんな心境なのだろう・・・?私だったら、もう駄目だと逃げ出したくなるだろうな・・・と思いました。
ところが、画面で見る彼女たちはこの危機的状況に全く動じている様子が見られませんでした。
最後まであきらめずに、冷静に勝利のために戦い切った姿を見せてくれました。
それはきっと、ここまで辿り着くのに何度も失敗を重ね、めげずに行動してきたからこそ、どんな状況にも負けない[自信]が身についているからなのかもしれないと思いました。