ネット市場(スタッフN)


最近NHKの番組を見て驚いたことをお話しします。
今、中国ではネットで買い物をする人が14億人いるそうです。中国の全人口からすれば何分の1だと思いますが、
日本の総人口が1.2億人ですので、その十倍を超えています。
中国の首脳部は海外へ物が売れなくなったので、内需の拡大を目指しているそうです。
14億の人たちは地方にいる農民たちで、彼らに物を買わせるために村々に人やパソコンなどを配置して
ネットで物を買う体制を整えているそうです。しかも彼らの手元には都会にでた子供たちからの仕送りでお金があるそうです。
人々は嬉しそうにこぞって買い物をしていました。
そして一攫千金を夢見る若本たちもネット販売に携わるために田舎からある村を目指します。
その近くにある問屋街で自分たちで品物を見繕い、値段をつけてネットで売ります。
ある青年は、地元の農村で月6万円だったのが、月に400万円も売り上げるまでになったそうです。
しかし、買い物をする客からは24時間絶え間なく通知が来ていて、放っておくと人気が下がるというネットに振り回される生活でした。
Tシャツを売っていた彼は冬服への転換がうまくいかず、最後には大量の在庫を抱えて「田舎に帰りたい」と言っていました。
14億人に売れれば日本にも会社を大きくするチャンスがあるでしょう。
でも、すべての人が物を持ってしまったら最後には誰に物を売ったらいいんだろうとも考えてしまいます。