NHKで見た素敵なお話(スタッフN)


NHKで見た素敵なお話をお伝えします。
小豆島で150年続く醤油の蔵元の5代目が木樽で醤油をつくっているのですが、
2メートルもある大きな木樽を作れる人が少なくなっていることに数年前に気が付きました。
このままでは自分の代で醤油が作れなくなると思い、大阪に唯一残っていた木樽の職人さんに
技術を教えてもらうことにしたそうです。
職人の長年の勘と経験から作られる木樽を醤油の蔵元は細密に数値化して、1年半かけて作り上げたそうです。
その自分で作った樽で作られた醤油が今年絞れるようになったそうです。
ここまでなら、「すごいなぁ」という話なのですが、蔵元の方はこの木樽つくりをさらに仲間の方に伝えているそうです。
日本各地ににある醤油や味噌造りの蔵元の人たちも将来的に必要になる木樽を残すため、共に作って学んでいました。
その中に宮崎県にいるすし桶職人(24)の青年に、蔵元は今年作る木樽の一つをすべて任せることにしました。
普段作っているすし桶と大きさが違うので、木を削る事、桶を締めること等すべてが勝手が違うようでした。
やっと作り上げたと思った桶ですが、間から水が漏れてしまっていました。この桶がどうなったのはわかりません(笑)
でも、蔵元はこの失敗や経験がすし桶職人の青年の職人としてのこれからの大きな糧になり、更には
日本の伝統技術の向上や発展を願っていました。というか信じていました。
小豆島の醤油の蔵元さんのところに、醤油を買いに行きたいなと思いました。